発達障害・元不登校、大学進学してなんとか生きてます。

中学不登校を経験した発達障害(ADHD)大学生が徒然なるままに綴るブログ。不登校時代や、大学生活について。

中学不登校、高校の選び方

あせりの秋

 入試の天王山、夏休みが終わって、中学生は本格的に進路について取り組みだす時期になりました。

 それと同時に、二学期が始まる秋は学校に行きたくない生徒に苦しい時期でもあります。夏休みが終わり、文化祭や体育祭などのイベント、そして中学三年生には、迫ってくる受験の存在が大きくなります。

 

 ここで学校にいけないと、高校じゃやっていけない。

 そもそも学校に行かないと、高校にも入れない。

 

 行きたい学校がわからない。

 自分がどんな学校に行けるかわからない。

 周りにすすめられた学校のオープンスクールに行ってみたけど、よくわからない。

 

 そう考える方も、少なくないのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。

 まわりの子は、どんどん志望校を決めて、進みたい方向へ向かって進んでいる。自分はいつまでも自分の部屋にいるだけ……。

 そんなあせりを感じている受験生に、私の経験と高校選びのポイントをお伝えしようと思います。

 

高校生になったからといって、無理に頑張る必要はない

 学校の選び方は、たくさんあります。

 将来どんな職業につきたいか、どんなことがやりたいか、といった職業選択を兼ねた選び方。

 学費や家から通えるかどうか、制服が可愛いか、部活動は盛んか、文化祭や体育祭は楽しいか、といった理由でも、選ぶことができます。

 自分の学力で手が届くかどうかも、重要なポイントになります。

 しかし不登校の生徒で一番問題なのは、入学できるかよりも、その学校に通い続けられるかどうか、だと思います。

 この「この学校は、三年間通い続けられる学校か」という視点を持って、学校を選ぶと、入学後も過ごしやすいのではないでしょうか。一つ気を付けなければならないのは、ここでの「通い続ける」は、「三年間無遅刻無欠席で学べるか」ではなく、「三年間、自分のペースで学べるか」だということです。

 不登校を経験すると、心身ともに相当疲弊します。学校にまったく行かない、又は教室で授業を受けていないと、体力はかなり落ちています。また、精神面でも身体面でも、過敏になっていて、疲労を感じやすくもなっています。

 そのまま高校に入学しても、私がそうであったように、きっと周りの子たちとは、基本となる体力や疲労の感じ方のギャップを感じることになります。

 高校に入学したての私は、一日学校に居てから帰宅すると、半分の時間を保健室にいて休んでいても、帰宅後2時間は睡眠をとらないとなにも手が付かないくらい疲れ果てていました。それだけ、学校にいるということは疲れることです。

 朝8時に登校し、四時間授業を受けて、昼休みを過ごして、また二時間の授業。

 それを週に五日、連続で。

 今の自分にできるか考えてみてください。

 ちょっと無理かも、と思った方が多いでしょう。私はそれでいいと思います。今できないからといって、あせる必要はありません。高校に入学してからも、完璧に他の人と同じように登校する必要はないのです。

 一つずつ、階段をもぼるように、自分のペースと、出席日数と相談しながら、高校卒業という目標に向かって進んでいけばいいと思います。

 そしてそれを実現できる学校を、見つけることが、学校選びのポイントになります。

 

3年間通い続けられる学校とは

 では具体的にはどんな学校が通い続けやすい学校なのでしょうか。

 私の考えるポイントは3つあります。

 

・物理的に通学しやすい

・目標を持って通える

・休んでもいい環境がある

 

 一つ目は、説明の必要がないかもしれません。ですが大切なことです。

 高校に進学しても、なんとなく行きたくない日、めんどくさいな、と思う日は出てきます。そこで通学しやすい(家から近い、少し離れていてもアクセスがしやすい)学校を選んでおくと、通学のハードルがぐっと下がります。

 それに通学時間が少ないと、体力や精神の消耗を少なくできますしね。

 

 二つ目は、不登校に関係なくそうだと思います。なぜその学校に通うのか、どんな風に過ごして、卒業する時にどんな人間になっているのか。それが明確であればあるほど、高校生活は充実します。

目標は、大学に進学するだったり、就職だったり、資格や部活動かもしれません。

 もう嫌だ。そう思った時に、心の支えになる目標を持てる学校の方が、前を向きやすいです。

 私の高校生活の最大の目標は、大学に進学することでした。その目標もなく、ただ周りに勧められるまま進学していたならば、きっと今大学に通っている未来はなかったと思います。

 私の高校生活は、楽しい時間もありましたが、苦しい時間も多くありました。

 どうしても教室に行けなくて学校に着いて五分で早退したこともあります。出席日数が足りず、補習に泣きながら出たこともあります。

 それでも、学校を辞めたいとは思えませんでした。

 どうしても、どうしても大学に進学して、自分の学びたいことを学びたかった。そのためには、高校を卒業しなければならない。

 その一心で、学校にしがみついていました。

 誰もが皆、私と同じことができるとは思いません。する必要もないと思います。

 私はただ、苦痛と、自分の夢とを天秤にかけて、夢をとったにすぎません。無理に苦痛を味わう必要はないんです。

 それでも、苦しいときに、「○○のために」と思える何かがあることは、強みになります。

 

 三つ目。これが一番大事なことです。前述したように、いきなり完璧に学校に通えるようになることは、残念ながら難しいです。

 そこで学校で必要になるのが、つらい、と思った時に逃げ込める場所です。

 学校によって違うと思いますが、保健室や相談室などがあると思います。最近では、大抵の学校に相談室があるがあるかと思いますが、有効に活用されているかどうかは、それこそ学校によってまちまちです。そういった場所がきちんと確保されている学校を選ぶことが望ましいと思います。

 また、これは入学前だと判断しづらいのですが、理解のある先生のいる学校だと、学校が過ごしやすくなると思います。

 私は、担任の先生がとても理解のある先生で、時に励まし、時に慰め、私が(無理だ)と思ったときは決して無理をさせない、神のような先生でした。正直なところ、こんなに生徒の気持ちや体調を気にかけて、寄り添ってくれる先生は、世の中にそう多くないと思います。これは私が恵まれていたということに他ならないので、必ずだれにでもあてはまるわけではないのですが、世の中にそんな人もいるいう可能性はあるという点で参考にしていただければと思います。

 先生とのめぐりあわせは、運の要素が強いとは思いますが、いい先生と巡り合える可能性をあげることはできます。

 その方法とは。

 当たり前かもしれませんが、不登校の生徒の受け入れの実績がある学校を選ぶに越したことはありません。

 不登校の生徒の前例がある学校は、やはり先生の理解度が違います。対応も、やはり慣れています。

 いい先生との出会いのために、実績のある学校を選ぶことは、価値のある判断だと思います。

 

まとめ

  • 高校は「通いやすい」学校を選ぶ
  • いきなり頑張らなくてもいい。次のワンステップを見つける気持ちで探す
  • 不登校の生徒に慣れている学校を見つける

 

 最後に、こんなことを、これから一歩進もうとしている人に伝えることではないかもしれませんが、高校は、人生のたくさんの選択肢の中の一つでしかありません。選んでも、選ばなくても、生きていけます。また高校で学べることは、いつでも学びなおすことができます。

 この記事を読んでいる人が、今の自分に必要な選択を。これからの人生が豊かになる選択をできることを、祈っています。

 

 

大学での合理的配慮について~支援までの道のり編~

 

 みなさま、いかがお過ごしでしょうか。梅雨も明け、蝉の鳴き声が日に日に大きくなってきております。

 お久しぶりです。一応順調に大学生活を過ごしているアルテミジアです。

 今回は、生活もひと段落つき、体調に余裕も出てまいりましたので、大学での合理的配慮について書いていきます。

合理的配慮とは

 そもそも合理的配慮とは、Wikipediaによりますと

 合理的配慮(ごうりてきはいりょ)とは、障害者から何らかの助けを求める意思の表明があった場合、過度な負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁を取り除くために必要な便宜のことである。

だそうです。

 最近では、ツイッターでもよく見かける言葉です。

 障害者の困りごとをなるべく解決していこう、という取り組みですね。

 私は高校時代にも、授業中気が散らないように一番前の席にしてもらったり、なるべく板書を増やしてもらったり(口頭だけだとすぐに忘れてしまう)していました。

 高校でも必要だった支援が、大学に進んで急にいらなくなるわけもなく、私は入学してすぐに、障害学生の支援をお願いしようと決めました。

 

まずは支援申請

  支援をうけるからには、まずは学校に申請をしなければなりません。

 まずはここに、最初の難関があります。

 おそらくどこの大学にも、障害のある学生の支援をサポートする機関があると思います。障害学生支援室、障害学生支援部、障害学生支援センター。名称はさまざまですが、まずはそこへ行って、支援が必要だと伝えなければなりません。

 しかし、いざ一人で行こうと思うと、とても高い壁を感じてしまいます。

 支援を断られたらどうしよう。発達障害でも支援してもらえるんだろうか。ちゃんと話せるだろうか。

 私はなかなか一人で行こうと思えませんでした。そこでどうしたかというと、困ったときの相談室。相談室に相談しました。

「一人じゃ無理です!」とカウンセラーの先生に泣きつき、カウンセリングの時間に、支援室までついてきてもらい、担当の方への相談まで代わりにしてもらいました。

 その結果、めでたく支援申請までこぎつけたのです。

申請書が出せない!

 さて、カウンセラーの先生に泣きついて支援部へ赴き、支援申請の手続きを教えてもらいました。

 支援申請を受ける手順は簡単。

 まず、支援申請書を書き、診断書とともに提出。以上。

 たったこれだけ!

 しかし、このたったこれだけに、私はほぼ一か月かかりました。さてどうしてでしょう。

 正解は、支援申請書が書けなかったから!

 わかる方には、わかると思います。

 支援申請書には、提出しなければいけない期日というものがありません。

 さあ、そろそろわかってきた方もいるでしょう。

 やつです、やつがやってきたのです。

 ADHDの悪癖・先送り癖が!

 明日書こう、明日書こうを何日も繰り返し、気づけば一週間が過ぎ。病院で診断書をもらい、さあ出そうと思っても、朝になったらすっかり忘れている。帰宅して思いだして、また明日出そうの繰り返し。

 4月に申請書を貰ったのに、気づけばGWが終わっていました。

解決策は?

 きれいに完成された申請書を提出するのは私には無理でした。

 仕方なく、書きかけの申請書をもって支援部に。未完のまま提出しました。

 ほんとうに必要最低限の事だけをその場で書いて、出しました。

 解決策と呼ぶにはあまりにお粗末ですが、とりあえず出してみる、も選択肢の一つだということを伝えたいです。

発達障害をオープンにしてみた

 大学生活が始まり、あっという間に4月が終わろうとしています。

 私はこの春から、発達障害を友人にオープンにしています。

 そのことについて、今回は書いていきます。

 

 きっかけ

 オープンにしようと思ったきっかけは、晴れて大学生になり、友人もでき、感じたこと。

 (あれ?やっぱり私みんなと違う?)

 なんといまさらな発見!

 環境の変化にどんどん適応していく友人たちと、いつまでも慣れないでいる自分とを比べて、(やっぱり自分は、環境の変化に弱いんだ)と再確認。

 おそらく友人たちも、完全に大学に慣れてはいないのでしょうが、自分と比較すると、やはり慣れのスタートが早いです。このあたりは、もともとの体力や疲れやすさも関係しているのだと思います。

 あとは、

  • とりかく生活で疲れる
  • 予定管理が下手
  • 忘れっぽい

 この3つが身に染みました。

 しかしよく考えれば、高校でさえ出席日数ギリギリ。留年を紙一重でかわしてきた人間が、一ヶ月やそこらで並の人間になるわけがない!

 そもそもそれがどうにかなれば、私は発達障害ではない!

 ということで、これからお世話になり、かつ迷惑をかけるであろう友人たちに、自分の特性を知ってもらうことにしました。

 

オープンその1【Aちゃんの場合】

 私が人生初の発達障害カミングアウトの相手は、入学式の日に仲良くなったAちゃんでした。大人しい性格の子で、フィーリングがあう子です。

 Aちゃんには、仲良くなって数日ほどで、自分が発達障害であると伝えました。

 カミングアウトといっても、出会ってすぐに「実は私、発達障害で……」と深刻な顔をして伝えるのはどうかと思い、日常会話の合間にさらっと、

「私、発達障害あるからさ~」

と当たり前のような顔をして告白。

 Aちゃんのリアクションはというと

「あっ、そうなんだ……」

とやや困惑ぎみ。そしてただよう、“聞いてはいけないことを聞いてしまった”感。

 そして、例の台詞。

「でも、そういうふうには見えないね」

 キタ━(゚∀゚)━!

 Twitterまことしやかに語られる、「障害があるようには見ない」と言われる発達障害者の経験。

 私はまさに、その現場に遭遇しました。

 実際に言われてみると、Twitterで叫ばれているほど、理解されていないとも思わなかったです。

 おそらく、彼女には他意はありません。むしろ私へ気を使っての発言でしょう。それがわかっているので、不快ではありませんでした。

 その場はそのまま、違う話題に移りました。

 

オープンその2【Bちゃんの場合】

 Bちゃんも、大学から新しくできた友達です。私と同じ夢を持っていて、とても気が合う子です。明るい性格で、いつも彼女には助けられています。

 そんなBちゃんにも、発達障害だと告白してきました。

 今度も、会話でタイミングがあったとき。相談室に行くと話した時に、

 「私、発達障害だから~」

とさらりとカミングアウト。

 リアクションは、Aちゃんと同じく「そうなんだ。」と、驚き、ちょっと困惑ぎみ。しかし、彼女の持ち前の明るさは、それで終わらせませんでした。

「ちゃんと相談乗ってくれたらいいね」

 と、笑顔で一言。

 その一言がとてもうれしかった。

 彼女は今でも、私が困っているときに、そっと自然に手助けをしてくれます。ほんとうに、いい友人です。

 

 

オープンその3【Cちゃんの場合】

 Cちゃんは、価値観が似ていて、話すといつもとても盛り上がる子です。彼女の存在は、とてもいい刺激になっています。

 

 Cちゃんには、先に書いた二人の後に話しました。二人と同じように、会話の中で。

 しかしAちゃんとBちゃんとも、違う反応でした。

 Cちゃんには、初めて

「どんなことで困るの?」と聞かれました。

 彼女は教員を目指していて、発達障害にも興味があったのだと思います。彼女の問いにはできるだけ答えました。

 いろいろ聞かれましたが、不愉快とは思いませんでした。彼女は真剣に、真摯に私に向き合ってくれました。私はそれが一番ありがたかったです。

 知ろうとしてくれていることが、本当に本当にありがたかったです。

 

発達障害をオープンにした結果

  • やっぱり最初は困惑される

 まだ三人にしか打ち明けていませんが、やはり最初は驚かれ、戸惑われます。これはもう、オープンにときには逃れられないことだと思います。

  • あからさまに態度が変わることはない

 オープン後の周りの反応は、とても気になることだと思います。しかし、自分が思っているほど、周囲は発達障害ということを重大にとらえられないことも多いようです。わたしの友人たちは

発達障害のある子なんだな)と認識したくらいです。

 その認識一つで助けられることも、あります。現に私は、苦手なグループワークのときに、何度か助け船を出してもらいました。

 これは発達障害について知ってもらえなければ、できないことだとおもいます。

  • 理解しようとしてくれる人はいる

 発達障害を誰かに話すとき、一番怖いのは否定です。

 私は大学ではオープンでいようと決めていましたが、否定されることも当然のこととして覚悟を決めていました。

 しかし実際は否定されることは少なく、むしろ理解を示してくれる人の方が多いです。Cちゃんのように、障害そのものを知ろうとしてくれる人や、Bちゃんのように、そっと手助けをしてくれる人もいます。

 

 

【中学不登校】疲労感との戦い【発達障害】

 

感覚過敏と疲労

音の弱さ

 中学時代、特に苦労したのは聴覚刺激の弱さでした。

 前回( 不登校地獄のはじまり  )でも書きましたが、元々の体力ない私。その上、音の刺激があると、ただでさえない体力がどんどん削られ……

 1日教室で過ごすと、部活どころか、家に帰っても宿題もせず、ただただ横になってました。

騒がしい?教室

 私が音で疲れていた教室。

 当時私はうるさいうるさいと言っていましたが、客観的に見ると、それほど騒がしくなかったと思います。

 高校になってから気づいたのですが、当時の中学校での授業は、普通の授業でした。

 先生が話し、それに生徒が答える。時おり笑い声が起きる楽しい授業。私語も少なく、皆基本的は真面目に授業を受けていました。

 それがほんとうの教室でした。

3つの理由

 なぜそんな環境で、私が疲れるほどうるさいと感じてしまったか。

 

 これには、3つの理由がありました。

  • 少ないがゆえに目立った私語
  • グループワーク授業の多さ
  • 狭い教室

 

 まずひとつめ。

 少ないがゆえに目立った私語とは。これは、真面目な子が多かったがために起きたことでした。

 真面目な子が多く、授業中私語はほとんどない。

 しかし、おしゃべりはどこにでもいるもので、授業中に私語をしている子が、どの授業でも2、3人はいました。

 授業中、他の子が静かな分、その子たちの話し声が聞こえきます。

 すると、私は、その雑談に気をとられてしまい、先生の説明が頭に入りません。

 それではダメだと、集中する。授業に、先生の話に集中しようとして、疲れてしまうのがいつものことでした。

 

 二つ目。

 グループワーク授業の多さ。

 中学校でのグループワークは、驚くほど多いです。

 他の学校は知りませんが、私の通っていた学校では、ほとんど全てと言っていいほどグループ学習がありました。

 私は特に、グループでの話し合いの場面が苦手でした(今もですが)。

 みんなが一斉にそれぞれの話を始めるので、相手の言葉がとても聞きづらくなります。

 だから、同じグループ内での話し合いの声をうまく聞き取れず、話し合いに参加しにくくなります。

 結局は、話したくても、言いたい意見があっても、ただ黙っていました。

 みんなが話している中、一人黙って座っている疎外感。30人分の話し声や、先生の言葉。

 その二つにさらされて、精神的にも肉体的にも消耗しました。

 

 3つ目。

 狭い教室。

 これが一番の問題だったかもしれません。

 とにかく教室が狭かった!!!!

 生徒数の少ない学校でしたが、その分クラス分けがなく、1クラスの人数は多い。

 一つの教室にギリギリまで詰め込まれ、机と机はぴったりくっついていました。その分人も。

 人口過密な環境。あとはお察しの通り。

 とにかく疲れます。

 隣の人との距離が近く、衣擦れの音もバッチリはっきり聞こえる環境です。

 休み時間にもなると、私にとってはお祭り騒ぎ。音の飽和状態。

 それが1日に何度も訪れる。

 本当に苦痛な時間でした。

 

まとめ

疲労の原因は大抵音

 3つの理由のすべての問題点は、音です。

 にもかかわらず、当時私は、音のせいで自分が疲れているとわかりませんでした。気がついたのは、高校に進学してからです。

 中学生のときは、なぜ自分はこんなにも疲れやすいのか、他の人のように過ごせないのだろうかと、疑問に思っていました。

 帰宅してベッドに倒れ込み、なぜ自分は宿題も満足にできないのだろうかと、情けない思いをしたことが何度もあります。

 いまも、当時の私のように、謎の疲労感で困っている人がいると思います。当事者家族の方で、疲れやすさに疑問を抱いている人もいると思います。

 まずは、音を疑ってみてください。

 音は想像している以上に、体力を消耗させます。

 

 

 

 

 

 

いざ!大学相談室で相談!

いよいよ面談のとき

 先日大学の相談室で面談の予約をしてきた(大学の相談室へ行ってきたよ! )のですが、ついに予約していた面談の日が来てしまいました。

 今回は大学の相談室での面談について、書いていこうと思います。

目標は2つ

 相談室へ行く目的は2つ。

  1. 病院を紹介してもらう
  2. 大学生活での不安事項、問題の相談

 2は、相談室に行くたいていの人が相談することだと思います。

 私もこれから、相談していこうと思っています。(まだ大学生活が始まったばかりなので、あまり相談することがない……)

 しかし今回のメインは1!病院の紹介をしてもらいたかったのです。

 そして面談後、無事、これから通院する病院を決めることができました!

 前回と同じように丁寧に対応してもらえて、本当に相談してよかったと思いました。

 次は面談の詳細について、書いていきます。

カウンセリングルームにて

いよいよ!病院紹介

 面談がはじまると、さっそく病院についての資料をもらえました。相談内容について、事前に伝えていたので、このあたりはとてもスムーズでした。

 もらっったのは、病院ごとのプリントと、近くの病院一覧。

 近くの発達障害を診てくれる病院の一覧には、病院名のところに、ちいさな丸で印がつけてあり、カウンセラーさん曰く

「印がつけてある病院が、学生さんにも評判がいい病院ですよ」

とのこと。

 まったく詳しくない土地に進学したので、これはとてもありがたい!

 ネットの口コミなども、見ていたのですが、どこの病院もいい評価もあれば悪い評価もあり。また病院の数も多くて、どの病院がいいのかよくわからない。

 だから10件くらいまで絞ってもらえたのはとても助かりました。

 病院ごとのプリントは、その評判のいい病院のものでした。くわしい診療時間や、病院の場所の地図が載っています。

 ちなみにどの病院も、個人の医院でした。

 ここでお疲れ様、かと思いきや、それぞれの病院についても、カウンセラーさんが詳しく教えてくれました。

 どの病院が家から近いか。

 待ち時間は長いか。短いか。

 予約は取りやすいか。

 ネットでは信用しきれなかった情報も、安心して聞くことができます。

 結果、自宅から近い、カウンセラーさんおすすめの病院にすることにしました。

次回の予約

 病院がおおかた決まったとはいえ、学校生活に不安は残ります。今後、出でくるであろう問題を相談するべく、次回の予約もして帰りました。

 が、一年生は授業が多い!

 都合のいい空き時間が見つからず、結局次回のカウンセリングは2週間後に。

 すこし不安もありますが、

(何かあったら相談しよう!)

と思えるだけで、安心して生活できます。それだけで、どれだけ気持ちが楽になることか。

 2週間、次回に相談することを考えながら、過ごそうと思っています。

まとめ

  • 病院は誰かに相談した方がいい

 これは、自分が発達障害かどうか気になっている人や、セカンドオピニオンを探している人にも、言えることだと思います。

 今は、ネットでなんでも調べられる時代ですが、顔の見えない人の言葉をどこまで信じられるかは、わかりません。

 自分一人で調べて、病院を決めても、「本当にこの病院で大丈夫なのか?」と不安になることもあります。

 そこで、大学という信頼できるところで紹介や相談をしてもらえれば、どうでしょう。不安はかなり和らぎます。

 また、いい病院も知りやすいです。

  • 相談できる!という安心感は大切

 病院もきまり、相談もできる。

 精神的な安定、安心を感じやすくなりました。

 やはり、困ったときに頼れる場所は必要です。

 その場所の選択肢の一つとして、学校にもよるでしょうが、大学生にとって、学校の相談室は最適だと思います。

 

大学の相談室へ行ってきたよ!

 

いざ相談室!

 なんとか大学入学したものの、高校もぎりぎりで卒業した人間がすぐに普通に学校に通える訳もなく……。必要な支援のお願いや、休憩場所の確保のために相談室へ行ってきました!

 結果、相談時間の予約をしてきたのですが……。

予約の手順

予約までの大まかな流れは、

 

相談室に入る

スタッフさんから予約の用紙をもらう

用紙に記入(学部、学科、氏名、希望時間、相談内容など)

提出

スタッフさんが、空いている時間を調べてくれる

空いている時間に予約

 

でした。病院とかと、同じような感じですね。他の大学はどうかわかりませんが、似たようなものだと思います。

 問診票のように、相談したいことについて、詳しく書く欄もありました。(私は、「発達障害 病院」と書きました)

 相談内容は、口頭で聞かれることもあるかもしれません。

 事前に相談内容を紙に書いて持っていくとスムーズにスタッフさんと話ができるかもしれませんね。また、気持ちの面でも、楽になると思います。

 なぜこんなことを書くかというと、かくいう私が、口頭で答えることができなかったからです。

お決まりのフリーズ→パニック発動

受付でフリーズ

 受付で利用用紙に、必要事項を書くまではよかったのです。

 問題はそれから。

発達障害なんですね~、診断はありますか?」と尋ねられ、

「あります」←まだ答えられる。

「病院は、紹介してもらいたいっていうことかな?」

「……」←このあたりから言葉がでない

 ので頷き、なんとか対応。

 「わかりました、他に気になることありますか」

「…………」←応答不能。涙腺決壊。

 「ありません」と答えようとしても、声が出ない、いつものやつです。質問の内容が予想外というより、私が、何もないを何もないと答えられないせいだと思います。

 この時点で、プチパニック。

 新生活で神経が張りつめていたのもあり、最近にしては珍しく過呼吸になりました。

 なぜパニックになったか。それは今のところ、これ!という理由は見当たりません。

 疲れていて、気が緩んだんだと思います。

 でもさすが相談室。ちゃんと落ち着くまで待って、残りの話や説明も、ゆっくり分かりやすくしてくれました。

 休憩場所も教えてもらえました。明日からの安心感がすごい。早めに行って正解でした。

 カウンセリングの予約もちゃんとできて、達成感がありました。ボロ泣きしたけど。

まとめ

  • 相談したいことは、事前に紙に書いて持って行く

 はじめてだと、自分の伝えたいこと、知りたいことが、うまく伝えられないことがあるかもしれません。

 簡単な箇条書きでも、相談したいことを書いたメモを持って行くといいと思います。

 最悪、そのメモを見せてしまったら、うまく受け答えできなかったという自己嫌悪に陥りません。

  • 大学の相談室は行く価値あり!

 あくまで、私の場合、という枕詞がつきますが、行く価値があると思います。

 私の場合、カウンセラーさんはとても優しく、落ち着いて話を進めてくれました。

 結果、本来の目的である病院の紹介も、休憩場所の確保も達成感できました。

 また、学生生活の相談も、してもらえることになりました。私はこれから、学生生活での不安事項や、欲しい手助けについても相談しようと思っています。

 大学生活で気になることがある人は、まず、自分の大学の相談室について調べて、一度行ってみるといいと思います。

 

 

予約した面談について、くわしくはこちら

adhd-hutoko.hatenablog.com

新学期、学校へ行きたくない人へ。行きたくても行けない人へ。

今つらい人へ

 春。新しい学校。新しいスラス。たくさんの環境の変化がある季節。

 学校が始まると考えると、つらくてつらくてたまらない人に、これを読んでほしいです。

 私は専門家でも、教育関係者でもありません。ただのしがない学生です。でも、たった数年でも、不登校のつらさは、苦しさは、知っています。

 あの苦しみと、今戦っている人へ、伝えたいことがたくさん、たくさんあります。

 まずは逃げよう、自分を守ろう

 私が言うまでもないことかもしれませんが、学校なんて行かなくていいです。考えるだけで涙がでる場所へ、行かなくていいです。

 逃げましょう。自分の身を、心を、守りましょう。

 でも、行かない選択をするのも、つらい思います。でも、学校で、もっとつらい思いを我慢するより、ずっとましです。

 いじめ、人間関係、勉強。学校がつらい理由は、様々、そして理由がないことも、あると思います。

 そんなものからは、逃げてください。

 どこでもいい、自分が楽になれる、自分が自分のままでいられる場所に行きましょう。本当に、どこでもいいです。もちろん、家に居てもいいです。

 テレビ見てもいい。観たいドラマを見てもいい。本を読んでも、漫画を読んでも、アニメを観てもいい。ずっと布団でごろごろしててもいい。

 安全なところで、安心して過ごしていいんです。楽になっても、いいんです。やっちゃダメなことなんて、何一つない。

生きているのはすごいこと

 休むことも、逃げることも、悪くないです。

 学校に行けない、逃げてる、ずるしてる。責められることも、自分を責めることもあると思います。

 でもそんなの間違ってる。逃げても、ずるでも、いい。それをおかしいという人が、おかしい。

 自分のことを自分で守ることは、正しいことです。

 正しい行動ができる自分に、誇りを持って。

 誰にでもできることではないから。強い人にしか、出来ることではないから。

 生きるって、生きているって、それだけですごいことなんです。

 苦しいことを見つめて、それでも生きようとしているあなたは、すごい人です。

休もう

 それでも、思うようにできない自分が不甲斐なく思うこともあるでしょう。

 そんなときは、まず、寝ましょう。休みましょう。

 そんな風に思うのは、疲れているから。

 勉強についていけなくなるとか、友達にどう思われるかとか、心配してしまうのも、心と体が疲れているからです。

 消耗して、ちょっと不安に反応しやすくなってるだけです。

 まずは、元気になりましょう。

 疲れてるから、学校に行けないだけだから。

 疲れているから、不安になるだけだから。

 大丈夫。充電して、元気になったら、変わります。

 私は、変われました。

 学校に行けなくて、部屋からも出れなくて、布団の中にしかいられなかった私も、大学生になれました。

 それは、ちゃんと休んで、元気を充電したから。

 

 だから大丈夫。

 今はつらくても、苦しくても、ちゃんと休んだら治ります。